地球規模で環境問題に貢献できるブログ:20171205
小さい頃、夏休みや冬休みに田舎に帰ると、
祖父はいつもポッキーというお菓子をくれました。
仕事の関係で家にいない時には、
ポッキーだけが置いてあることもありました。
わたしは
「なんでいっつもポッキーなんだろう?」
と思いながら食べていました。
一週間ほど前、
仲間のお子さんにお菓子を送ってあげることになり、
わたしは妻と一緒に
スーパーのお菓子売り場に行きました。
ずいぶん久しぶりに訪れたお菓子売り場は、
童心をくすぐられる、なかなか魅惑的な場所でした。
で、いざ、そのお子さんに送ってあげるお菓子を選び始めると、
二人とも途方に暮れてしまったのです。
膨大な種類のお菓子があって、
どれを送ってあげたらいいのかがわからないのです。
たまにしか会わないお子さんが好きなお菓子って、
接していない分だけわからないんですよね。
過去の記憶を手繰り寄せながら、
そうしてなんとかかんとか見繕って、
二人して「これで喜んでくれるかな〜?」などと言いつつ
買い物を済ませたのでした。
そのお菓子の会計を済ませるレジの列に並んでいる時に、
ふと「祖父のポッキー」のことを思い出したのです。
思い出すと同時に、
祖父もがわたし好きなものがわからんかったんだ…
それでも
「これで喜んでくれるかな〜?」って思いながら、
ポッキーを買ってきてくれてたんだ…
あのポッキーは、
祖父の精一杯の愛情表現だったんですね。
積年の疑問が解けると同時に、
あのポッキーがただのお菓子ではないことに気づいたわたしは、
スーパーのレジで並びながら、
ウルッときてしまいました。