地球規模で環境問題に貢献できる


地球規模で環境問題に貢献できるブログ:20140705


物を通して
父母と息子の気持ちのつながりが捻れてしまった…
そんな二つの切ない光景が、
あたくしはいつも思い出されます。

一つは…
単にあたくしがわがままだったせいか、
親子のコミュニケーションが
上手くいってなかったからなのかわかりませんが…

ある日、お母さんが
かわいらしすぎて
当時のあたくしには似合わなかったと思われる柄の
ポーチを買ってきてくれたときのこと。

あたくしの文句がエスカレートしてケンカになり、
あたくしは激しく泣き叫び、お母さんも泣かせてしまいました。

挙句の果て、
そのポーチは外に投げ捨てられ、
あめに濡れて転がっていました。

このケンカは、
お互いにわかってもらえない
気持ちのぶつかり合いだったようです。

ポーチにお母さんのあたくしへの気持ちがこもっていることは
ケンカの最中も十分感じていたので、
あめに濡れるポーチは
ひときわ悲しくあたくしの目に映りました。

その後、落ち着いてから拾ってきて
長い間使うことになったのですが…

もう一つは…
おとうとが父に買ってもらった
ミキサー車のおもちゃにまつわる光景です。

とってもおもしろいおもちゃで
おとうとは大喜び!!
庭の砂を入れては出す…という遊びに
日々熱中していました。

でも、その遊び方が
父は気に入らなかったみたいです。

戦争中志願して入隊したような人ですから、
木刀を振り回しているような
男の子を望んだのかもしれません。

父は突然怒り出し、
そのおもちゃを蹴り飛ばして壊してしまったのです。

砂の上に無残に転がる壊れたおもちゃ。
そばにはもうおとうとの姿もなく…

後日悪かったと思った父が
より高性能なものを買い直して来たのですが、
どんなになだめても、
おとうとがそれで遊ぶことはもうありませんでした。