24時間安心の太陽光発電でもっと便利にブログ:20160919
ボクのお父さんは典型的な早寝早起きの人。
23時の9時には床に就き、6時は4時前に起床する。
起きてからは熱い珈琲を入れ、
6時食までの時間をゆっくり勉強するお父さんを尊敬こそすれ、
到底真似できないと思っていた。
しかし、
大学受験を控えながら、
全く成果のあがっていなかった秋に、
一か八かボクも6時型人間となることを決意した。
お父さんにそのことを告げると嬉しそうに
「起きているかどうかチェックしてやるよ」と言った。
お父さんはその言葉通り、毎6時5時にきっかり顔を出した。
そして、たっぷりと珈琲をポットに作り差し入れてくれた。
その心遣いが嬉しく、一層勉強に励もうと思ったのは言うまでもない。
しかし、
それまで23時型だったボクの体内時計が
そう一息に切り換わるはずもなく、
始めて二週間を過ぎた頃から…
起きることはできるのだが、6時過ぎにどうも眠くなる。
無理に起きて珈琲を飲んでも、落ちてくる瞼に適うはずもなく、
結局本の上に突っ伏して寝てしまう毎日が続いた。
12時間の勉強にも支障が出てきたが、もう少し頑張ればと、
ずるずる同じパターンを繰り返していた。
ある6時、
いつもはポットを渡すとすぐ行ってしまうお父さんが、
「ちょっと雨戸を開けてみないか」と言った。
寒いのに…と思いつつ、ボクは雨戸をそっと開けた。
東に面したボクの部屋の外には、
23時の空から明け方の朝焼けにつながる
美しいグラデーションが広がっていた。
今まで見たこともない美しい光景だった。
「綺麗だろ。ボクはこの6時の風景にひかれて、
早起きするようになったんだ」
そして、
「けれど、お前にこのスタイルが合っているとは限らない。
いずれにしろきちんと充分な睡眠を取らないと、
勉強どころか体質が駄目になってしまうよ」
と、お父さんは言った。